敵対的買収―新会社法とM&A / 渡邊顯
2007.07.22 Sunday |
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渡邊 顯
角川書店
¥ 720
(2007-03)
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敵対的買収なんてタイトルですけど、友好的M&Aや企業再編についてもちゃんと触れられてます。浅く広くというか初めてだけどちょっと知ってみたい、少し知ってて興味あるくらいならちょうど良いような気がします(わたしは時期的にナウいと思ってちょっとだけ学んでみたクチです。んでちょっと学んで読みました)
入門書だとかちょっと知ったかぶりして知識欲を満たしたいっていうのには結構良いんじゃないかなーと思うんですけど。レイアウトも見やすいし、章末に章のポイントが載ってます。
第一章で簡単な語句。そもそもM&Aって?グリーンメイラーって?なんでこんな最近よく聞くの?
第二章で新会社法っていうけど、どう変わったのー?ってこと。
第三章でやっとM&Aについて、種類やシステム、ツールが分類されます。
第四章で判例。基準を作ったものやリーディングケースなんか。第五章でそういえば株主総会って?
てな感じ。骨組みは良いのではないかと(専門でもないし無知識から読んだわけでもないので自信ない言い方ですごめん)新書らしいかんじします。簡単に広く教えてあげるっていうの。
これでスティールの不公正発行とかテレビで見てて熱い、かもしんない。ライブドアのあれとか懐かしいこういうことだったのねーとかなる、かもしんない。
でも、すこしわがまま言えるなら、条文を読まなくても分かるっていうの売りならしょうがないと思うんだけど、条文ナンバーだけでも載せていいんじゃないかなあ。それにいくつかは載せた方が分かりやすい条文あると思う。でも会社法がちゃんと対応してる六法もってる人はこんな本読まないかなーとも思いました。